◆技法
手刺繍。
綿の布に刺繍しパネルに貼り付けたもの。背面は木製フレーム。
◆サイズ
(縦横)12 cm × 12 cm
(奥行き)2.3 cm(重さ)48 g
◆説明
題名『人魚の歌』
月あかりが綺麗な夜をイメージし、黒い布地に刺繍が映えるように、糸の色合いを考えました。
人魚、動物たち、海、木や花などのモチーフそれぞれに、複数の色の刺繍糸を使いカラフルに仕上げています。
こぼれるような月の光が素敵なポイントになりました。
木は海の近くに生える「モンパノキ」を、花はオレンジの百合「ハマカンゾウ」と、ピンクの「ハマダイコン」をモチーフにしています。
<ものがたり>
どこかの夜の海のほとり。
人魚が竪琴を弾きながら、みんなの好きな歌を歌いはじめました。
ペリカンが「待ってたぜ、人魚姫の歌がはじまった!」
と声高に言いました。
モンパの木の上で、フクロウは耳を澄ませて聞いています。「なんて気持ちのよい夜だ」
魚は水から飛び出て、歌に合わせてジャンプ踊り。
気むずかしいワニはみんなとちょっと離れて聞いていないフリ。でもこっそり聞いています。
いつも元気なオットセイは目をぱちぱちさせながら寝る時間を忘れてしまいました。
ウミイグアナは聞きほれながら寝ちゃいそう。
お月様はきらきらと優しくみんなを照らします。
0コメント